ECBのチポローネ理事、トークン化金融市場における欧州統合アプローチを要請
欧州連合
2026年9月15日1 ソース
キーポイント
- 01ECBのピエロ・チポローネ専務理事は、2026年9月15日の講演で、トークン化金融市場に対する統合的な欧州アプローチを求めました。
- 02講演では、DLTに基づく資産と、PontesおよびAppiaの両プロジェクトに焦点が当てられました。
- 03チポローネ理事は、デジタル資産インフラの分断が、欧州全域にまたがるトークン化市場の発展を妨げるおそれがあると警告しました。
- 04欧州で国境を越えたトークン化事業を計画する企業にとって、金融市場インフラ間の相互運用性は重要な検討事項となる可能性があります。
欧州中央銀行(ECB)のピエロ・チポローネ専務理事は、2026年9月15日の講演で、トークン化された金融資産について、より統合的な欧州市場を構築する必要性を示しました。
チポローネ理事は、分散型台帳技術(DLT)を用いる資産および市場プロセスを取り上げました。DLTは、デジタル資産の発行、移転、決済に広く利用される、参加者間で記録を共有する技術です。同理事は、欧州におけるトークン化金融への取組みの一環として、PontesプロジェクトとAppiaプロジェクトを紹介しました。
中心的な政策課題は、インフラの分断です。チポローネ理事は、デジタル資産のインフラが、相互運用できない国別または民間の個別システムとして発展することに警鐘を鳴らしました。欧州市場をまたいでトークン化資産を利用しようとする金融機関にとっては、協調的な対応が重要となる可能性があります。取引、決済、支払の各システム間の相互運用性が、これらの仕組みを大規模に運用できるかどうかを左右するとみられるためです。
ソース (1件)
bis.org — 2026年9月15日